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睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)

 睡眠中に大きないびきをかき、息がつまって呼吸が止まる状態に何度もなるようなら、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が考えられます。

 まれに、脳腫瘍や脳血管障がいなどの脳の異常が原因となる中枢性睡眠時無呼吸症候群がみられますが、睡眠時無呼吸症候群の95%以上は、仰向けに寝たときに舌の根元や口蓋垂(のどちんこ)が下がって気道をふさぐ閉塞性睡眠時無呼吸症候群(Obstructive Sleep Apnea Syndrome, OSAS)といわれています。40~50歳代の男性に多くみられます。特に肥満との関連が大きいですが、その他、鼻疾患、小顎などが原因となります。
 睡眠中のいびきや無呼吸は、本人には自覚がないことが多く、日中の強い眠気や疲労感が自覚症状の始まりとなることが多いです。これは就寝時の眠りが浅く、十分な睡眠がとれないためで、眠気とともに、集中力、判断力の低下を招きます。
 SASを放置すると、高血圧や不整脈などの循環器系の障害を引き起こしたり、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞といった死につながりやすい疾患と合併する確率が非常に高くなります。

 お心当たりの方は、呼吸器科や耳鼻咽喉科などSASの検査を行っている医療機関を受診されることをお勧めします。
 受診の結果、主治医により、歯科的な治療法であるマウスピース装着が有効であると診断された場合、歯科でSASのマウスピース治療を健康保険で受診することができます。(SASのマウスピース治療を行っている歯科医院かの確認をして下さい。歯科受診の際、主治医からの診療情報提供書が必要です。)